世界的な経済統合 3
社会諸階層の実質的な分離をもたらすような不安定性が高まりつつあるという予測・・・
あらゆる形態の無秩序と組織の機能障害のゆるやかな感染・・・
ヨーロッパの諸都市を拠点とするあらゆる種類の市場の増殖・・・
排斥と社会の解体を物語る心ない破壊行為の日常化・・・
これらの事態を一体どのようにして改めたらよいのでしょうか。
それらを即座に改めることはできないでしょう。
それどころかおそらくわたしたちは、つぎのような事態を目の当たりにすることになるでしょう。
つまり警察集団の数がしだいに不足するようになり、その毅然たる態度がしだいにゆるんでいきます。
さらに長期的に見ると、《教育》が、そして《正義》と言って悪ければ《安全保障》が、《医療》の犠牲にされるでしょう。
《医療》は、みずからが更年期の穏やかな化学療法の「巨大な」市場であることを知り、また中毒状態の人びとの市場をすでに横目でにらんでいます。
後者の市場は、今日ではまだ小さいが、ひたすら大きくなろうと望んでいます。
このような無秩序の増大に対応するためには、政治的権力を当てにすることはほとんどできません。